1985

この年を彩るキーワード
日航ジャンボ機墜落 、豊田商事事件、阪神27年ぶりの優勝、フリーダイヤル開始、金妻、科学万博つくば85
一般曲の主なヒット曲(国内)
ミ・アモーレ(中森明菜)、セーラー服を脱がさないで(おニャン子クラブ)、恋におちて(小林明子)、雨の西麻布(とんねるず)、なんてったってアイドル(小泉今日子)、悲しみにさようなら(安全地帯)
一般曲の主なヒット曲(海外)
We Are The World(USA for Africa)、Careless Whisper(Wham ! )、Shout (Tears For Fears)、Everybody Wants To Rule The World (Tears For Fears)、Money For Nothing (Dire Straits)

 

花のささやき
(小公女セーラ OP)

歌・下成佐登子
作詞・なかにし礼 作曲・森田公一 編曲・服部克久

私だって 泣こうと思ったら
声をあげて いつでも泣けるけど
胸の奥に この花あるかぎり
強く生きて みようと思う


どうも状況証拠的に、84年で80年代アニメの拡大が終わったようだ。この年から一気にアニメ番組の放送開始本数が少なくなり、OVAが徐々に増え始める。まだまだ人気番組の力はあるものの、作れば受ける時代は終わった。

一方、名作劇場は逆にこの年、『ルーシー』以降続いた低迷から脱出した。今までの名劇のやり方とその受け入れられ方を再検証し、「みんなの見たい名劇」をいうイメージを濃縮して作った熾烈ないじめ世界は大成功。名劇シリーズの寿命を10年延ばしたのだった。そもそも、『小公女』という有名作を原作に持ってくる時点で、無名にもほどがあった『アンネット』なんかとは本気度が違う。当然、主題歌のスタッフも今までのタイアップ色は一気に薄まり、ご覧の通り大ベテランメンツで固められている。下成佐登子の表現力豊かな歌声に乗せて、昼メロさながらのドラマチックな泣きの旋律が、毎週日曜の食卓に流れたのであった。(P)




電撃戦隊チェンジマン
(電撃戦隊チェンジマン OP)

歌・KAGE
作詞・さがらよしあき 作曲・大野克夫 編曲・矢野立美

合言葉はひとつ、チェンジ!チェンジ!チェンジ!

夏至が過ぎてなお気温が上がり続けるように、アニメシーンが下降線を描いてもアニソンは相変わらず盛況。『ゴーグルV』で宙明氏が降りて以降、やや不調だった戦隊ソングも大野克夫を迎えて復活。戦隊モノ伝統のメタリックなハイエナジー&スピーディ感に加えて、宙明時代とは違う独特の「キレ」が大野克夫らしくて非常に爽快。

その上、曲を歌うのが、こういうキレのあるハイパーアッパー曲を歌うために世に生を受けたシンガー、影山ヒロノブ。この曲は、LAZY解散後コロムビアに移った影山ヒロノブのアニソンデビュー曲だった。まさに、この後の氏の運命を予感させる超名曲。(P)




行方不明のハートたち
(幻夢戦記レダ OP)

歌・秋本理央
作詞・佐藤ありす 作曲・鷺巣詩郎 編曲・鷺巣詩郎

WOWOW ONEWAY LOVE
あなたに恋して 飛び出したまま
行方不明のハートたち


この頃のいのまたむつみの人気というのはそれはそれはすごくて、ボクも全然アニメは見ないくせに、いのまたむつみのカレンダーは部屋に貼っていた。もちろん、『レダ』の切り抜きも持っていた(当然、本編は未見だ)。この曲は、宇崎竜童の『少年ケニア』にモロかぶる文系アイドルソング。作曲は元T-SQUARE・鷺巣詩郎。アニソン界ではガイナックス関連のアニメでアレンジャー、劇伴作曲家としてスーパー有名人だが、この頃から自ら作曲もやっている。こういうのが大の得意の馬飼野康二も同じ『レダ』で作曲しているが、この作品に関してはこっちの方が全然好き。角川の縮小再生産的な感触を感じるので、秋本理央という歌手はどっかの女優かと思ったが、調べてみると何のことはない、サンデーズ出身の短命アイドルだった。現在元中日ドラゴンズの平野の嫁ってのにビックリ。(P)



水の星へ愛をこめて
(機動戦士Ζガンダム OP2)

歌・森口博子
作詞・売野雅勇 作曲・ニール・セダカ 編曲・松下誠

蒼く眠る水の星にそっと
口づけして 生命の火を灯す人よ
時間という金色のさざなみは
宇宙の唇に生まれた吐息ね


『Zガンダム』はガンダムシリーズ史上最も主題歌が良い作品で、1stOP「Ζ・刻を越えて」、ED「星空のBelieve」、そしてこの曲、主題歌3つのどの曲を紹介すべきかとても決められない。そして、その全てがニール・セダカ作曲。ニール・セダカと言えば、ポール・アンカとの連想で、60Sアメリカンポップスの大御所歌手というイメージがあったのだが、実はジュリアード音楽院出身で本業は作曲家。数限りないヒット曲を出した氏だが、なぜ、ガンダムの主題歌なんぞやっているのだろう・・・。

しかし、ワールドクラスの腕はさすがだった。ロマンティックにして、メロディアス。そして、宇宙のイメージに満ちた飛翔感が漂う素晴らしい主題歌群。この2ndOPもイントロからして忘れがたいメロディを持っていて、美しい歌詞と相まって「アニソン界では」王道歌手の森口博子の代表曲と言っていいだろう。(P)




背中ごしにセンチメンタル
(メガゾーン23 IS)

歌・宮里久美
作詞・三浦徳子 作曲・芹澤廣明 編曲・鷺巣詩郎

水平線センチメンタル 始まるわ
出会った時には愛していたのよ
あの夜 星さえ流れる
Oh! destiny


出だしの一音目から芹澤廣明100%の曲。80年代歌謡曲の魂、芹澤廣明はこの年が絶頂だったのではないだろうか。チェッカーズの成功でポップシーンでも第一人者だった氏はアニメでもこの年破竹の勢い。泣きのギターが炸裂する演歌さながらのロック歌謡が熱い。実はボク、この人の曲は余りにも粘っこくってあんまり好きではないのだが、この年に限っては脱帽という他なし。(P)



カムイの剣
(カムイの剣 ED)

歌・渡辺典子
作詞・阿木燿子 作曲・宇崎竜童 編曲・萩田光雄

ヒュルルル・・・ ヒュルルル・・・・
約束した訳じゃないけど 約束したのと同じことさ
あいつの熱さに 触れたとき
明日をくれてもいいと思ったよ


角川劇場アニメは昨年と同じメンバーでの主題歌。民謡的なメロディーをオーケストレーションでアレンジ。その独特なオケの上に、渡辺典子の素人歌が流れるという、他ではなかなか聴けない曲。この時期の角川劇場映画の主題歌は一般・アニメともに素晴らしすぎる。(P)



ライバル360度 〜恋愛発展可能性0〜
(はーいステップジュン ED)

歌・小林直子 小林明子
作詞・古田喜昭 作曲・古田喜昭 編曲・川上了

ルックスpipipi30 スポーツpipipi20
人気度pipipi10 これが私のデータ
Pipicopico Pipicopicopico Pipicopico
恋愛発展可能性ゼロ


前に紹介した『バクシンガー』と並んで、僕が80年代最も好きなOPEDを持っている作品がこれ。内容はよく覚えてないんだけど、発明好きのさえないメカ少女が不良男を好きになるという、少年マンガと少女マンガを妙なブレンドにした番組というか・・・ガンダムカラーの口紅というか・・・ターゲットがさっぱりわからん作品。しかも、原作は『バツ&テリー』の大島やすいち。暑苦しすぎる。

しかし、主題歌は強力。OPの芹澤廣明による「びん感!メカニック」はいつもの芹澤節が満載のギター歌謡で、80年代的な内気な少女の気持ちを歌ったアイドルソング的名曲。そして、EDはまさにザ・古田喜昭という、ギミック満載のエレポップ。軽やかな曲調と、やたら悲観的な自己評価の内容が非常にいい噛み合わせ。OPEDともに80年代中盤のアニソンの代表的な路線を凝縮したような出来で、エイティーズファンにはたまりませんな。(P)




タッチ
(タッチ OP)

歌・岩崎良美
作詞・康珍化 作曲・芹澤廣明 編曲・芹澤廣明

すれ違いや回り道をあと何回過ぎたら 二人はふれあうの
お願い タッチ タッチ ここにタッチ
あなたから手をのばして 受け取ってよ
ため息の花だけ束ねたブーケ


これも説明不要の超有名曲。作品も曲も全て時代の象徴。もうタイアップとかがどうのこうのという次元ではないですなぁ。深夜ラジオのリクエスト番組でこの曲がずーっと1位だったのをよく覚えておりますですよ、はい。(P)



ギャラクティカ・スリリング
(地球防衛軍テラホークス OP)

歌・燕奈緒美 燕真由美
作詞・康珍化 作曲・新田一郎 編曲・新田一郎

恋の火を闇に噴いて 回りながら落ちる隕石は私の愛
あなたへとめがけてディスティニー
愛する人を守る そのために教えてよ
私に何ができるのか 千年は一秒の夢
ギャラクティカ・スリリング


「テラホークスをやっていたらガンダムはなかった!」と安彦良和が語っているように、もともとガンダムと競合していた日英合同のアニメ企画テラホークス。その後なぜか『サンダーバード』のジェリー・アンダーソンによって人形劇として転生してました。

出崎統の兄、出崎哲が手がけた日本版オリジナルのアニメーションOP・EDを歌うは「好きよキャプテン」で一世を風靡したリリーズの燕姉妹。 もともとはいかにも70年代なアイドルデュオだった燕姉妹も、康珍化のはっちゃけた歌詞とブラスロックバンド・スペクトラムの新田一郎らしいホーンバリバリの曲を負けず劣らずパワフルに歌い上げてます。ED曲「大切な言葉(ワンワード)」もふたりのコーラスワークが生きたバラードでなかなかの名曲。他に手塚治虫自らが出演してるのに何故かマイナーなアニメ『ワンダービートS』の主題歌を歌ってたりで、この後とんねるずの「雨の西麻布」でネタにされた後はフェードアウトしていったリリーズも、いっそアニソン歌手に転向して欲しかったもんですな。 なお、しばらくレコードでしか聞けなかったこの曲もつい最近CD化されてます。(は)




夢の翼
(炎のアルペンローゼ ジュディ&ランディ OP)

歌・コニー
作詞・及川恒平 作曲・久石譲 編曲・久石譲

夢の終わりは 夢の続き
旅の終わりは 旅の続き
翼を広げ飛んでゆきたい 昨日見た夢その通りにして
誰かに逢える そんな気がする


吉田秋生や田村由美が頭角を現し、新しいムーブメントが起きていた80年代の少女漫画界の中でも繊細なタッチで人気を得ていたのが赤石路代。って、俺がどの雑誌を読んでたか如実にわかりますな。その代表作『アルペンローゼ』もアニメ化されました……が、ナイターでよく潰れていた憶えが。自分はなるべくビッグネーム以外の、知られざる周辺のアニソンに光を当てていくスタンスで紹介しているのですがこの曲はさすがの久石譲。キャッチーなイントロから入り、静かにタメながらも一気にサビに転じるメロディーラインは絶品、ドラマチックな本編にピッタリのデキに仕上がってます。(は)

この曲が入っている「BEST of ANIMAGE」というオムニバスアルバムは本当にいいアルバムだったなぁと思うことしきり。『オーガス』『アリオン』『あしたのジョー2』『マジカルエミ』等、一般の人はほとんど知らないが、アニソンをジャンルとして聴くなら外せない名曲がこれほど効率よく聴けるアルバムはそうそうないですよ。僕もアニソン聴き始めの頃にかなり聴きました。新品で買う人もあんまいないでしょうが、レンタルや中古屋等で見かけたら、是非手に取ってみてください。

しかし、歌を歌っているのはコニーと聞いて、「なんや、この時代は女性でも投げやりな名前の謎歌手がおるんか」と思っていたら、なんと「キッスは目にして」のザ・ヴィーナスのコニーさんでした。失礼しました。しかもコニーは今でもクレイジーケンバンドとコラボしたりして、ロカビリー・オールディーズ分野で活躍中。調べてみるもんだ・・・。(P)




コンポラキッド
(コンポラキッド OP)

歌・Waffle
作詞・古田喜昭 作曲・古田喜昭 編曲・有澤孝紀

I・・・I・・・I・・・I I love you
Body満タン 熱く燃えてる夢エネルギー
I・・・I・・・I・・・I I love you
君はスペシャル GAKINCCHO NO.1


またもや。古田喜昭。無尽蔵ですわ。これも作品はOPED以外未見。少年マガジン連載作品のアニメ化みたいだけど、見ていた人の話を聞いてるとかなりぶっとんだ話。しかしまあ、メインライターが小山高男ならそうかもね。何でも、田中公平の劇伴作曲家デビュー作品だそうで。内容はともかくとして、OPEDは素晴らしいですよ。OPは『パーマン』をさらに軽快に、さらにメロディアスにしたような感じで流れるメロディに才能ほとばしり。EDはスペイシーなミディアムナンバーで、これももちろんステキな曲であります。

歌を歌っているWaffleは野口郁子と渡辺美佳によるユニットで、この後『じゃあまん探偵団魔隣組』の主題歌なんかを歌う(このOPの「クエスチョンの冒険」はコンポラキッドに通じる軽やかな佳曲で、こっちが気に入ったらこっちのOPEDも是非聞いて欲しいっす)。そして『ドラゴンボールZ』の挿入歌を経て、この2人は現在もLiraというユニットで活動中。野口郁子はKuko、Ikukoと色々名前を変えながら、かなりのアニソンを歌っている。『BRIGADOON まりんとメラン』のOP「風の碧、海の翠」もこの人。調べてみると、「コーヒーを入れたから〜少し、話そうよ〜」というキーコーヒーのあのCMソングもこの人だったのか。非常にきれいな歌声を持った人であります。(P)




不思議色ハピネス
(魔法のスター マジカルエミ OP)

歌・小幡洋子
作詞・竜真知子 作曲・山川恵津子 編曲・山川恵津子

バラ色ですか ブルーですか 明日みる夢は
つかまえて マイ・ハピネス
恋は不思議色 マイ・ハピネス
いつか二人の胸に 咲かせたい Fantasy


80年代のアイドルソングが今のアイドルの曲と違う最大の点は、マイナーメロディにあると思う。マイナー調のメロディーはスローな曲なら珍しくもない。しかし、これを80年代はアップテンポの曲でやる。これが、また当時の内向的なアイドルイメージ(おニャン子出現まではアイドルがイケイケなんてありえなかったからね)とよくあって、その楽しさと切なさのコントラストが切ない「ポップ」感を否応なしに高めてくれる。

マジカルエミの主題歌はこれがデビューのアイドルの小幡洋子が歌い、作曲はマイナーメロの達人・山川恵津子。OPEDともにアップテンポでありながら、そのマイナーメロディが楽しさを抑制する。友達や恋人と一緒にはしゃいている途中でふと、ぼんやりと考えてしまうような、なんとも言えないその感じ。その甘酸っぱさ。それこそが、80年代アイドルソングの大きな魅力。そして、一般曲の世界ではかなり失われてしまったその感覚を、今でも残しながら発展してきているのが、他ならぬアニソン界とも言える。(P)




TRANSFORMER〜トランスフォーマー〜
(戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー OP)

歌・下成佐登子
作詞・大津あきら 作曲・筒美京平 編曲・鷺巣詩郎

YOU CAN FIGHT……TRANSFORMER
まばたく宇宙のデスティニー染めて
YOU CAN FIGHT……TRANSFORMER
姿(かたち)を変えた秘密の瞳
燃え上がれ WE HOPE THE ONLY WORLD


PEROさんが青春謳歌していた80年代も、当時まだ小学生だった自分には『うる星やつら』はちょっと気恥ずかしいし、『Zガンダム』は観てもさっぱり話がわからんとジャリアニメが影をひそめた厳しい時代でしたわ。

そんな自分がテレビにかじりついて見ていたのがメリケン生まれのアニメ、トランスフォーマー。 岡田斗司夫をしてトランスフォーマー好きな奴は相当なオタクやで!とまで言わしめるほどアメリカンナイズな荒唐無稽っぷりが好事家に喜ばれがちなアニメですが、当時ではむしろ新鮮だった意志を持つ個性豊かなロボットたちと人間の織りなすちょっといい話を交えたストーリーが子供たちにはストレートに受け入れられ、自分にとっては今でも特別な作品です。 主題歌の方も言わでもがなの超名曲。下成佐登子の歌では珍しいロボットアニメソングですが相性は抜群、彼女のシャウトを堪能できます。 戦火に包まれる故郷の星をバックに流れる「Peace Again〜ピース・アゲイン〜」もイントロからしてもの悲しいイメージにこちらは泣きの入った歌唱で、エンディングを飾るのに相応しい一曲ですな。 この後はちょっと埋もれ気味になり『ときめきメモリアル』のEDのバックコーラスでたまたま名前を見かけてビビった下成佐登子も、また後に檜舞台で復活を。(は)


歌手から編曲まで、ご覧の通りの素晴らしいメンバー。当然のように名曲。上の『セーラ』を歌った下成佐登子のもう一つの代表曲。この人はキャリアの割に歌っている曲が少ない。この歌唱力を考えたら、もっとやっていてもおかしくないんだけどなぁ〜。みんなのうたで「赤い帽子」って言う歌を歌っていたんだけど、あれ、もう一度見たいなあ。(P)



マンハッタン・ジョーク
(ルパン三世 バビロンの黄金伝説 OP)

歌・河合奈保子
作詞・秋元康 作曲・大野雄二 編曲・大野雄二

愛はいつでも素直じゃなくて 少し醒めた2人の距離演じて
MANHATTAN JOKE  MANHATTAN JOKE  本気じゃないの
MANHATTAN JOKE  MANHATTAN JOKE  支えきれないハート
エアポートまで一人 急いで


パーフェクト・アイドル(当時の通り名)、河合奈保子がなぜにルパンの歌を歌っておるのかはよくわからんものの、ルパンだからして歌は外さない。冒険というより、「アバンチュール」な香り漂うアダルトでオシャレなナンバーで、下のダーティペアとかにも合いそう。結構技巧が必要とされる曲だが、さすがパーフェクトアイドルだけあって、歌は上手い。河合奈保子と言えば、デビュー曲が「誰も見たことないない 誰も触ってないない 大きな森の小さなお家〜(作曲:馬飼野康二)」という、妙に性的なメタファーに彩られた歌詞で印象に残っていますね。パーフェクトなのか?(P)



ロ・ロ・ロ・ロシアン ルーレット
(ダーティペア OP)

歌・中原めいこ
作詞・中原めいこ 作曲・中原めいこ 編曲・佐藤準

落ちてゆくよな気分は 慣れたらこわいよ
クセになりそな エクスタシー
ロシアン ロシアン・ルーレット
今すぐ 心に白黒つけて


これまた『キャッツアイ』に通じるタイアップ臭を感じる曲。「君たちキウイ・パパイア・マンゴーだね」で既にヒット歌手だったシンガーソングライター中原めいこの起用はEPOにアニソンを歌わせるようなもんで、当時のアニメファン的にどうだったのかはわからん。しかし、トラブルコンサルタントとは名ばかりの壊し屋同然の女2人組の宇宙を股にかけた活躍と、この歌のムードはバッチリで、勢いのよいOP映像もマッチングして、結果的に成功作になった。

しかしまあ、こんなにオタク臭いアニメがゴールデンとは。今なら深夜行き確実という感じだが。視聴率苦戦で打ち切りも当然だね、こりゃ。とはいえ、土器手司によるキャラデザインは最高。打ち切り後も長くシリーズが続いたのも頷けますです。(P)




メロスのように-LONELY WAY-
(蒼き流星SPTレイズナー OP)

歌・AIR MAIL from NAGASAKI
作詞・秋元康 作曲・中崎英也 編曲・若草恵

LONELY WAY この僕の LONELY WAY 思うまま
走れメロスのように
LONELY WAY 行き先は LONELY WAY  遙か彼方の
夢を探して


この曲は歴代アニソンベストテンとかやると、20位以内には結構食い込んでくる有名曲。しかし、ボク的には、この曲はそんなにいいかよくわからない。じゃあリストアップすんなよってことなんだけど、余りにもよく名前を聞くものだから、一応挙げておきます。でもさ〜、やっぱりこの声はイマイチだよな〜、息っ子クラブみて〜だよ〜。(P)



うしろゆびさされ組
(ハイスクール!奇面組 OP
)
歌・うしろゆびさされ組
作詞・秋元康 作曲・後藤次利 編曲・佐藤準

LOVE ME うしろゆび HOLD ME さされ組
あいつはだめな奴と レッテル貼られたって
LOVE ME うしろゆび HOLD ME さされ組
世界で私だけは あの人を好きでいたい

その突出した軽さ、バカさ、野放図さゆえに80年代においてもっとも憎まれ、現在は逆にその同時代性ゆえに大いに愛されているグループ・おニャン子クラブ。そして、その溢れる徒花臭はアニソンのそれに通じるものが大いにあった。さすがに名作劇場では総スカンを食ったものの、この『奇面組』のような、これまた80年代のムードが色濃い作品の主題歌には異様なまでによくマッチした。

一人の才能を薄めて使う小室ファミリーやつんくファミリー等に比べると、おニャン子関連の曲は後藤次利、高橋研、佐藤準、山川恵津子など複数の作曲チームがローテーションでサポートし、曲そのもののクオリティは決して低くなかった(むしろ高い)。もっとも、この団体はその曲を体育館のようなエコーをガンガンにかけて全員ユニゾンという凄まじさで聴かせるのだが・・・。それに比べると、高井麻巳子とゆうゆのうしろゆびさされ組は簡単なコーラスなんぞを披露したりして、おニャン子のなかでは圧倒的にスキル(!)のあるユニットだった。うしろゆびはアルバムで聴いてもいいほどですぞっ。(P)

 

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