1987

この年を彩るキーワード
JR設立 、利根川教授ノーベル賞受賞、ニューヨーク株式市場株価大暴落(ブラックマンデー)、アサヒスーパードライ発売、朝シャン、サラダ記念日、独眼流政宗、ねるとん紅鯨団
一般曲の主なヒット曲(国内)
愚か者(近藤真彦)、人生いろいろ(島倉千代子)、マリオネット(BOΦWY)、SHOW ME(森川由加里)、はいからさんが通る(南野陽子)、Give Me Up(BaBe)、リンダリンダ(The Blue Hearts)
一般曲の主なヒット曲(海外)
With Or Without You(U2)、Faith(George Michael)、Livin' On A Prayer (Bon Jovi)、La Bamba(Los Lobos)、Alone(Heart)

 

いつかきっと
(愛の若草物語 OP2)

歌・潘恵子、山田栄子、荘真由美、佐久間レイ
作詞・おおくぼ由美 作曲・森田公一 編曲・大谷和夫

いつかきっと わたしたち
家族そろって しあわせに
暮らせる日がくると思う
きっと きっと きっと!


ポニーキャニオンに移ってからも名曲を連発してきた名劇主題歌だったが、『セーラ』を最後にタイアップ地獄にずっぽり。『ポリアンナ』の工藤夕貴に続き、『若草物語』ではおニャン子の女王・新田恵利が主題歌を担当。しかし、『奇面組』ではプラスに作用したそのワイルドな素人っぽさは、アニメ界ハイソの砦・名劇では完全に玉砕。「何じゃあれは!」「子供が変な音程になる!」という怒濤の抗議で、気の毒なことに新田の主題歌は変更。OPは出演声優によるキャラソング、EDは下成佐登子によるバラードと、文句の出ようがない名劇プロパーな組み合わせに。特にOPは明快、楽しい、何よりキャストが豪華と、たなぼたで素晴らしい主題歌になった。

この曲にはアレンジバージョンがあって、オリジナル版権を持たないコロムビアでは上の4人を自社の歌手、つまり・・・堀江美都子・大杉久美子・山野さと子・橋本潮がそれぞれ歌うという恐ろしいカバーバージョンを出してるんですねぇ。超暑苦しいっす!(P)




摩天楼のヒーロー
(おもいっきり探偵団 覇悪怒組 OP)

歌・大野方栄
作詞・大野方栄 作曲・有澤孝紀 編曲・矢野立美

パ・ド・ドウみたいな 迷路解きあかせば
みんな誰でも 摩天楼のヒーローになる


特撮ソングってのは幅がねぇ、という話を以前にしました。まあ大筋としてその意見は変わってはいないのでありますが、ファミリー特撮はそういう熱い特撮界で清涼剤のごとき可愛いトキメキの世界を展開。特撮ソングのバラエティの広がりに大いに貢献。特にフジの日曜朝9時枠の作品は、本間勇輔が植田まさしの4コマ並みのお手軽さで良作を次々上梓。戦隊と並ぶ特撮の二大豊作シリーズになっている。

フジの日曜朝のファミリー特撮は、団次郎と榊原るみが出てた『ロボット8ちゃん』から始まり、『バッテンロボ丸』〜『ペットントン』〜前に取り上げた『どきんちょネムリン』〜『勝手にカミタマン』と続いて、その次がこの作品。しかし、ファミリー特撮で『覇悪怒組』てありか?この曲は本間勇輔ではなく、セラムンやデジモンの劇伴を担当した有澤孝紀が作曲。ホンキートンクなピアノとトランペットが奏でるスウィング・ジャズに、舌足らずなハスキーヴォーカルが乗る非常に小粋な曲で、こういう曲を子供番組の主題歌にするのは、非常にセンスのある選曲だと思う。曲を歌っている大野方栄は詳しいプロフィールは不明だが、コケティッシュなジャズ・ボーカル全開のソロアルバムを出していて、それを聴くにつけてもこういう曲にはうってつけの人材。そのアルバム、何とバックはカシオペアですよ。カシオペアファンなのに、ちっとも知らなかった!ネット上のさる場所で本人公認でそのアルバムが全曲聴けるので、興味がある方は探してみてください。

橋本潮の歌うEDの「少年色のメルヘン」も楽しく遊んだ後の夕方の帰り道のような、楽しくて、どこか切ないノスタルジックな曲。ファミリー特撮では一番好きですよ、この作品の主題歌。(P)




南の国のパームタウン
(新メイプルタウン物語 パームタウン編 OP)

歌・山野さと子
作詞・小坂明子 作曲・小坂明子 編曲・有澤孝紀

今日も始まるアドベンチャー 夢を追いかけて飛び出すよ
そして君をとりこにする 不思議な街はふたつとないよ
南の国のパームタウン


意外と好評だったのか、「パームタウン編」と名前を変え放送が延長した『メイプルタウン』。舞台は田舎町メイプルタウンから、リゾートチックなパームタウンに。OP映像も、あの動物キャラがスケボーやローラースケートはいて海沿いの小粋な街を爆走するという映像で、妙にアッパーな仕上がりになりました。このギャップは意外と好印象で、その80年代的なセンスもあってボクのお気に入りです。まあ、曲自体はやっぱり虫も殺さぬ感じでありますが。これまた、名劇に通じる明快な佳曲。(P)



BAT MAN-crescent night story-
(電光石火バットマン OP)

歌・SUE CREAM SUE
作詞・只野菜摘 作曲・中崎英也 編曲・入江純

白夜の町 今夜も
サーチライト 飛び越え
非常階段駆け上る 足音立てたブラックモーション
忍びこむのねバ バ バ バットベイビー


アニメのバットマンといえば、三宅裕二がバットマン・小倉久寛がロビンというおっとこまえなキャストのテレ東版がある意味有名ですが、この年日テレでも1クールだけ放送されてたのはあんま知られてません。 その主題歌を歌っていたのがなぜか、カールスモーキー石井の妹・美奈子をはじめとする米米CLUBのダンスユニット「SUE CREAM SUE」。そのハスキー系で色気のあるヴォイスに、「バットマン」というネタのおかげもあってジャリアニメらしからぬ小洒落たムードのOPとEDは、子供心にも鮮烈なインパクトでハナシはすっかり忘れた今でも記憶に残ってますというか、当時もテレビからカセットテープに録音してました。現在ではOP・EDともにSUE CREAM SUEのアルバムに収録されてます。(は)



夢色チェイサー
(機甲戦記ドラグナー OP)

歌・鮎川麻弥
作詞・竜真知子 作曲・筒美京平 編曲・鷺巣詩郎

Burning heart, burning heart 夢だけは
Flying high, flying high 渡せない
熱く燃える 地平線
君に賭けたデッド・ヒートの I love you


『Zガンダム』『エルガイム』と並ぶ、鮎川麻弥の代表曲『ドラグナー』。『ZZ』の後番組として始まりましたが、何だか回りの人によると内容は・・・。アニメ史的には、一時代を築いたリアルロボットブームの終焉を印象づけた作品と言えるでしょう。『ザンボット』から始まった名古屋テレビのロボットアニメ作品はこれで一段落、復活は子供をターゲットにした90年の『エクスカイザー』まで待たれることに。

宇宙的な疾走感・浮遊感を持った前半部から、ブラス炸裂のエネルギー満載のサビに流れる曲も素晴らしいのだが、これに合わせる映像がこの作品はよかった。とにかく作画が素晴らしく、筒美京平のメロディに乗せてややこしい造形のメカがバキバキ動く様はワクワクの一言。必見のOPの一つですな。しかし、鮎川氏もこれだけ当たりクジしか引かないってのもスゴいね。そりゃ6曲しかアニソン歌ってないけど、全曲良い曲引くってのはすごいだろ。アニソン界のフジキセキですね。(P)


曲・映像ともに全ロボットアニメのOPでも五指に入る傑作。
ロボットとパイロットのイメージを重ね合わせ、原型を留めないほどアレンジされた人間的なヒーロー体型として描くスタジオOX系の作画は、『マシンロボ』などの80年代ロボアニメで大流行。これを得意としたのが後に勇者シリーズでも活躍した大張正己で、代表作となったドラグナーのこのOPで一気に名を上げました。しかし一時代を築いた大張アレンジも、今の若い子にはそのディフォルメがキッツく映るみたいで…現在チヤホヤされてるデザイナーの20年後くらいの扱いが、今から目に浮かぶようですな。(は)



光戦隊マスクマン
(光戦隊マスクマン OP)

歌・影山ヒロノブ
作詞・売野雅勇 作曲・井上大輔 編曲・藤田大土

気・気 オーラパワー  鍛えあげろよオーラパワー
気・気 オーラパワー  見せてやるんだオーラパワー
戦う君は美しい  ああ
光戦隊マスクマン


上のドラグナーの2番目のOPもなかなかの秀作OPだったが、その「スターライト・セレナーデ」(歌・山瀬まみ)を作ったベテラン井上大輔が戦隊にも初登場。この売野・井上コンビはシブがき隊の「アッパレ・フジヤマ」や「サムライ・ニッポン」なんかも作っている訳だが、それと同様、気!気!オーラパワー!というものすごい歌詞とガムシャラなまでの気合いが入った曲で、もう筆舌に尽くしがたいインパクトがある。そしてその曲を歌うのは影山ヒロノブ。戦隊にふさわしいパワーとケレン味溢れる曲と言えるだろう。カラオケで歌うと、爆発的に盛り上がれるぜい。(P)



究極超人あ〜るのうた
(究極超人あ〜る IM)

歌・山本まさゆき&よいこたち
作詞・山本正之 作曲・山本正之 編曲・神保正明

アインス・ドゥーェ・トライ・チェティーレ
オー・リウ・ジェット・エイト・キュウ極超人あ〜る
地球がまわる音を 聞いたことあるよね
あれはぼくらのヒーロー あ〜るがキラリとまわす音


山本正之の運命に大きく影響した一曲。84年の「ロンリー・チェイサー」でしーはつさんが言っているように、山本正之はこの頃アニメを離れライブに身を投じていた。そして歌う曲はアニメ業界に対して強烈な毒を吐露した「アニメがなんだ」。アニメ界の流れの変化やタイアップ主題歌の増加は「正統派」アニソン歌手の出番を減少させ、アニメの大王も暗黒時代のまっただなか。

そこに現れたのが、ゆうきまさみ。ラポートのアニメムックなどでアニパロを描き飛ばしていたオタク作家ゆうきまさみは、自身の描いた文系部活マンガ『あ〜る』のイメージアルバムでも大々的に自分の趣味世界を展開、アルバムのほぼ全曲を大ファンだった山本正之に任せたのであった。暗闇のなかに大きな光をさしのべられた山本正之は、自らの引き出し全開で力作を連発。当然のようにこのアルバムは大傑作となり、続編も2作作られた。山本正之はその勢いで、このアルバムのなかの「やあ。」「正しい青春」「究極超人あ〜るのうた」を含んだファーストソロアルバムを88年に発売。青春と涙とペーソスを歌い上げるアーティストとして、現在に繋がる活動も始めることになる。

実は、ボクにとってこのアルバムが山本正之初体験で、高校生の時に友達に聞かせてもらい、その独特世界に非常にインパクトを受けた覚えがある。「飯田線のバラード」「はっぴい・ぱらだいす」「エクセレントチェンジ!究極戦隊コウガマン」等々、来る曲来る曲全てが印象的だった。神谷明、塩沢兼人らビッグネームずらりのキャストが作る『あ〜る』のドラマ世界と、この世界観の原点の一つだったと思われる山本正之の歌、そして編曲の田中公平のサポートの三位一体。強力至極のイメージアルバムになっている。(P)




Pas de Deux
(ダーティペア劇場版 ED)

歌・松原みき
作詞・渡辺なつみ 作曲・PROJECT M 編曲・萩田光雄

Tonight 今夜は踊って pas de deux
Tonight 今夜は踊って pas de deux
夢中なの もう止まらない
Gimme Gimme C'mon


ダーティペアの劇場版は、話はともかく、とにかく絵がよかった。『ラム・ザ・フォーエバー』はこういうのスタイルでやって欲しかったというか、土器手司、西島克彦というムチムチうる星作画でユリとケイがタオル一枚で大立ち回りという見た目に華やかな作品であった。とまあ、絵面は非常に下品でありながら、音楽はダーティペアらしく華麗で洒落たもので彩られていた。OPはハイソアニメーター・森本晃司によるテクニカルなイメージアニメーション。EDはワイングラスのなかにユリとケイが全裸で寝そべる蠱惑的なもので、共に非常に素晴らしい出来映えだった。

ジャズ色の強い主題歌を歌った松原みきはスージー松原の名前で『GU-GUガンモ』なんかも歌っていたが、この後は作曲家になり『おジャ魔女どれみ』の挿入歌など、アニソンも多数作曲。「ウルトラマンガイア!」もこの人だったとは!(P)




悲しいハートは燃えている
(きまぐれオレンジ★ロード ED2)

歌・和田加奈子
作詞・松本一起 作曲・井上大輔 編曲・新川博

悲しいハートは燃えているわ
抱いて抱いて抱いて fire love
悲しいハートは燃えているわ
灼けて灼けて灼けて fire love
思い出の貴方消して stop stop stop


この年鑑4度目の登場・井上大輔です。不良ヒロインの代名詞・鮎川まどかを生んだ超能力ラブコメ『オレンジロード』は非常に80年代色の強い作品で、主題歌もNOBODY作曲のOP「NIGHT OF SUMMER SIDE」等々、今聴くと大いに同時代性を楽しめる。ラブコメと80年代ポップスの親和性もあって、どの曲も捨てがたい魅力があるのだが、ボクが一番好きなのは2ndEDのこの曲。短いイントロからいきなりサビに入るラテンエレポップで、和田加奈子のアダルトなボーカルが印象的。あの頃ラブコメを読みながら感じていた、小粋なもの・大人っぽい雰囲気に憧れる感じを思い出して、何だかムズムズできますな。(P)



Get Wild
(CITY HUNTER ED)

歌・TM NETWORK
作詞・小室みつ子 作曲・小室哲哉 編曲・小室哲哉

Get wild and tough
ひとりでは解けない 愛のパズルを抱いて
Get wild and tough
この街で やさしさに甘えていたくはない


デビューはしたもののなかなかブレイクできず、当時ラジオで「渡辺美里さんのマイレボリューションを作った小室哲哉さん」というのがバンドの全情報という勢いの紹介をされていたタイムマシンネットワーク。しかし、この曲をきっかけに天才・小室の才能は大ブレイクして今に至る。最初のタイアップが「ヴァンパイアハンターD」の「Your Song」と、とかくアニメに縁のあるバンドであるが、最初の大ヒットもアニメ絡みであった。まあ、曲については説明はいいか、というぐらいTMの曲です。この手の作品は『ルパン』や『ダーティペア』のように大人っぽい曲になることが多いが、『CITY HUNTER』の場合は大人ではあるけれども、洒脱でムーディーな路線ではなく、ビルの谷間をバリバリ疾走するようなアッパーなポップが多かった。(P)



テレポーテーション-恋の未確認-
(エスパー魔美 OP)

歌・橋本潮
作詞・松本一起 作曲・奥慶一 編曲・奥慶一

テレポーテーション 心の翼が
テレポーテーション 今時間(とき)を飛ぶ
私だけが 私の恋を
Ah 未確認


どうして、魔法少女ものの主題歌ってのはハズレがないんでしょうねぇ。単なる好みと言ってしまえばそうなんですが、『チャッピー』の頃から『どれみ』に至るまで、本当に高確率で当たり曲がでる。山田太郎の打率ぐらいの割合で良い曲が来ますよ、ほんとに。

少女が全裸で普通に会話をする衝撃アニメ『エスパー魔美』。しかし、大人になってみるとこれが非常に味がある。『ドラえもん』等の学年誌向けの作品とは違った、ちょっと苦い大人の空気を持った作品で、裸あり、笑いあり、涙ありの傑作。是非DVD化なんなりでライブラリにして欲しいものです。藤子アニメらしい明快な曲調で、恋に恋する女の子の気持ちを歌ったOPもボク好み。結局、女性目線ってのに弱いんだよね、ぼくは・・・。(P)




ピュアストーン
(赤い光弾ジリオン OP)

歌・結城梨沙
作詞・戸沢暢美 作曲・大内義昭 編曲・小林信吾

さびしい時間が 私をためすから
心にあるピュアストーン 輝いていて
一秒ごと自分を 信じたい


かなり人気が高いタツノコアニメ。が、ボクは全然未見なので内容はわからない。セガから出てた光線銃ジリオンは何となく覚えてるけど。歌が良いアニメってのがボクにとってのこの作品の印象の全て。ドライブ感あるイントロから静かなAメロ、そこから一気に伸びやかな高音へ移行するサビは爽快で、非常に良いOPだった。EDもいいんだよなぁ。(P)



たそがれロンリー
(くりぃむレモン レモンエンジェル IN)

歌・レモンエンジェル
作詞・朝倉薫 作曲・神津裕之 編曲・倉美翔

ロンリーロンリーロンリーロリー
ロンリーロンリーロリーロリー

危ないロリータ


実際、この頃になるとあんまり必死で見ていた番組はないのだが、死にものぐるいで見ていたものもあった。それがこれだ。有名アニメーター起用で大成功した18禁アニメ『くりぃむ』シリーズを作ったフェアリーダストが、「ミッドナイトアニメ」と称して一般テレビ放送向けに作った5分番組がこの『レモンエンジェル』。女の子のモノローグにあわせて裸がパラパラ出てくるどってことない番組だったが、アニメというのがまた非常にプレミアムがあって、当時の少年にとっては11PMのAV紹介のコーナー並にドキドキするプログラムであった。関西では何本かまとめたものが、「くりぃむレモン」のダイジェストとともに放映され、ボクは深夜みんなが寝静まった後にボリューム最小にして息をひそめて見ていたものだったよ!何というか、ステキな季節だね!

そして、そのアニメで声優をやっていたのが、この番組と連動して出てきたアイドル・レモンエンジェル。こいつらがねぇ・・・モロ80年代素人アイドルという感じで、歌ヘタ、演技絶望、あえぎ声は「あ〜い〜う〜え〜お〜」というマンモス野放図な連中であった。まあ、まだ高校生じゃムリないか。つうかエロアニメの声優に女子高生起用ってのもすごいが。ラジオでもエロ話ばっかりしとったなぁ・・・。この「たそがれロンリー」はアニメの後ろにBGMとして流れていたが、ボリューム最小でも脳髄を突き刺す一度聴いたら忘れられないインパクトの曲で、この番組を見ていた人間が死ぬまで忘れないであろう名曲だ。この曲を歌った桜井智は見事人気声優として生き残り、それにあわせてレモエンも伝説のB級アイドルとして、アイドル史に名前を残したのであった。桃井はるこがこの曲をカバーしていたが、気をつけないとあんたがレモエンになっちゃうぞ。(P)




CROSS FIGHT!
(破邪大星ダンガイオー OP)

歌・水木一郎 堀江美都子
作詞・大津あきら 作曲・渡辺宙明 編曲・渡辺宙明

CROSS FIGHT CROSS FIGHT
JUST CROSS YOUR DREAM 瞬く光の ダンガイオー
CROSS FIGHT CROSS FIGHT
JUST CROSS FOR LOVE 熱く 熱く 熱く 戦え ダンガイオー


ガンダムブームから続いたアニメバブルが崩壊してちょっとした空白状態が訪れ、一気にふくれあがったアニメファン層の行く先が見えないところに、十分育ったアニメ様式をアニメオタク側の欲求に基づき再構成したガイナックスが一気に業界をのした、というところは『トップをねらえ』のレビューで書いた。そういうポストモダン時代の草分け的な作品が85年の『戦え!イクサー1』だった。そのイクサーの平野俊弘がまたもや作ったスパロボオマージュの作品が『ダンガイオー』。長期スパンで何かを描けないOVAはほとんどコンセプト一発。このダンガイオーはロボットアニメのネタ満載で、平野俊弘の描くキャラのエロさとその熱さ、大張作画のゴリゴリの動きでそれなりの人気作となった。もちろん主題歌も宙明サウンドを兄貴&ミッチが歌い上げるパワーチューンで、スパロボ世代の持つ力を存分に見せつけた。

しかし、この作品から16年も経った2003年に至っても木村貴宏のエロ絵+スパロボノリの『神魂合体ゴーダンナー』(主題歌ももちろん兄貴&ミッチ)なんてのもありましたが、ポストモダンもこんだけ長いこと続くともうエエ加減にせえという感じもする。まあ、ゴーダンナーも見たけどね。(P)




夢冒険
(アニメ三銃士 OP)

歌・酒井法子
作詞・森浩美 作曲・西本栄二 編曲・中村暢之

心に冒険を
夢を抱きしめたくて
そんな君の傍 見守ってたい

これまたほとんど説明不要の有名曲。おニャン子以降のアッパー系アイドルポップスは実にアニソン向きで、ポジティブかつストレートな詞は作品とも親和性が高くNHKも安心。この翌年には甲子園の行進曲にもなり、「のりピー音頭」も発売と酒井法子の人気もピークを迎えてました。(は)

 

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