1988

この年を彩るキーワード
なだしお事故 、青函トンネル・瀬戸大橋開通、リクルート疑惑、ソウルオリンピック開催、ドラクエ3、リンプー、ファイブミニ、ハナモク、オバタリアン、セクハラ、しょうゆ顔・ソース顔
一般曲の主なヒット曲(国内)
パラダイス銀河(光GENJI)、とんぼ(長渕剛)、愛は心の仕事です(ラ・ムー)、抱きしめて Tonight(田原俊彦)、Runner(爆風スランプ)、みんなのうた(サザンオールスターズ)
一般曲の主なヒット曲(海外)
Never Gonna Give You Up(Rick Astley)、Sweet Child O' Mine(Guns N' Roses) 、Man In The Mirror(Michael Jackson) 、Get Outta My Dreams, Get Into My Car(Billy Ocean)、Got My Mind Set On You(George Harrison)

 

輝け!ラーメンマン
(闘将!!拉麺男 OP)

歌・織田純一郎
作詞・さがらよしあき 作曲・ 小川哲夫 編曲・奥慶一

千の強さへと続く 千の優しさを抱いて
拉麺男! 誰の涙も受け取り
拉麺男! きっと微笑む瞬間へと
熱い熱い熱い闘い 愛を背にして
蒼い叫びがまたとどいてる お前を追いながら


『キン肉マン』を読み返すたびに、ゆでたまごは天才だと思う。漫画家は子供の心を持つべきと言うが、ゆでたまごはまさに子供がペンを持って描いたようなマンガを描き、なおかつ商業としても成り立ったという、ほとんど奇跡。あんなにでたらめなのに、何か納得させるパワー。マンガ脳炸裂の作家であったなぁ。そのゆで先生のもう一つの代表作『闘将!!拉麺男』のアニメのOPがこれ。ご覧の通り、非常にかっちょいい歌詞を持つ歌で、カラオケの人気曲。ボクもこの曲で、この作品を知りましたな。熱い曲調ながら、ボーカル自体はそんなにアクがなく、非常に80年代っぽい。(P)



硝子のキッス
(めぞん一刻 完結編 ED)

歌・姫乃樹リカ
作詞・松本隆 作曲・和泉常寛 編曲・萩田光雄

ガラス越しのKissみたい こんな近くで遠いわ
ガラス越しのKissみたい もどかしいほど好きなの


この映画はアニメの『めぞん』が終了した後に『うる星』の完結編とともに公開された。が、ボクはその時、ちょうど高校受験期。何でもブームから遅れて入るボクがせっかくリアルタイムでるーみっくわーるどに触れられるチャンスだったというのに、みすみす逃してしまった。

しかし、幸いな(?)ことに、両方の映画とも逃してもMAICCAと思えるしょーもない映画だった。ただ、例の「主題歌だけはマシだった」というパターンで、『うる星完結編』の主題歌・麻田華子の「好き・嫌い」、『めぞん』の「硝子のキッス」ともになかなかステキなB級アイドルソングで、主題歌が優秀だったシリーズの面目は何とか守った。姫乃樹リカは「伝説のB級アイドル」という凄いのか凄くないのかさっぱりわからない位置の人でこの曲がデビュー曲。この年辺りは聖子プロパーのいわゆる正統派アイドルの最終期に当たる時期で、そういうものを愛する人たちに非常に根強い人気があったような記憶がある。(P)




汚れつちまった悲しみに・・・
(魁!!男塾 OP)

歌・一世風靡SEPIA
作詞・SEPIA 作曲・芳野藤丸 編曲・芳野藤丸

汚れちまった悲しみに
時代がこうで悪かったのう
汚れちまった悲しみに
いつか本気で笑おうや


ほんとにねぇ、80年代ジャンプの凄さってのは、もう。来るモノ来るモノ全てが面白かったというか。本当に魔法がかかったような時代でしたね。そして、『男塾』の主題歌に一世風靡を採用するセンス!汗くさい男が集団で「俺の青春も、ナンボのもんじゃい!」と野太く叫ぶその男意気。まさに男塾。これしかない、というところ持ってきますなぁ。名作ですよ、このOPは。(P)



BEYOND THE TIME(メビウスの宇宙を越えて)
(機動戦士ガンダム逆襲のシャア ED)

歌・TM NETWORK
作詞・小室みつ子 作曲・小室哲哉 編曲・小室哲哉

平和より自由より正しさより
君だけが望むすべてだから
離れても変わっても見失っても
輝きを消さないで


中学も終わりかけてからアニメ好きになったボクが、そうなってから最初に行った映画がこれ。しかし、もともとボクはアムロ大好き人間であり、ファーストのキャラが総括されまくる『Z』を見て以来、『Z』以降のガンダムは陰謀史観と決めつけ、ガンダムというシリーズに全く興味をなくしていた。従って友達と一緒に行ったこの映画も、たかが小娘に「あんたセコいよ!」と言われるアムロに我慢できず、非常にクサった思い出がある。同時上映のSDガンダムの方がよっぽど楽しかった。そんなボクの気持ちも、この曲に大分救われた。星空に駈けるロマンと切なさを感じるこの曲は、ガンダムシリーズでも屈指の名曲。(P)



はじめてのチュウ
(キテレツ大百科 OP4)

歌・あんしんパパ
作詞・実川俊晴 作曲・実川俊晴 編曲・実川俊晴

はじめてのチュウ 君とチュウ
I will give you all my love
涙が出ちゃう 男のくせに
be in love with you


『キテレツ』は数ある藤子アニメのなかでは、主題歌的に異色な印象を与えるシリーズ。「ヒップフリフリでせまれば ”熱でもあるんじゃないの”なんて なにさ!あなたなんて嫌い」という、元XJAPAN「ホームオブハート」Toshiの嫁さん守谷香の歌う「お嫁さんになってあげないゾ」とか、「月の浜辺でキスされたから 結婚しても良いと言ったら 目から火を出しなぜ逃げ出すの?」なんていう「ボディーだけレディー」とか、藤子のイメージとはかけ離れたものが多い。『エスパー魔美』なら合いそうだけど。そういう意味では主題歌としての役割を果たしてないとも言えるのだが、一方で楽曲的に面白いものが多く、藤子アニメのなかでも曲的に一番印象深いシリーズとも言える。

その『キテレツ』の主題歌群を象徴するのがこの「はじめてのチュウ」。もう曲に関しては誰もがどこかで聞いたことがあるはず。ゆっくりのテンポで演奏した曲を倍のスピードで再生したこの曲。ヘロヘロした裏声が「はじめてのチュウ〜」と歌うこの曲を聴いて忘れられる人はいないと思う。山崎まさよし、ハイ・スタンダードらにもカバーされた、ラブリーかつケレン味溢れる、まさにアニソンらしいアニソン。(P)




Angel Night 〜天使のいる場所〜
(CITY HUNTER2 OP1)

歌・PSY・S
作詞・松尾由紀夫 作曲・松浦雅也 編曲・松浦雅也

Angel Voice 名を呼んで 耳すます echo
Shining Smile 風に散る 花びらと kiss
Angel Voice 新しい なつかしい echo
Shining Smile 急がずに ありのまま kiss


よみうりテレビ視聴者にとっては、『ルパン』と並んで日曜お昼の友だった「CITY HUNTER」。その楽曲のなかで一つ選べと言われたらこれ。前年分でも言ったけど、シティハンターの曲は都会的でアッパーなものが多いが、そのなかでもこの曲は疾走感に加えて、PSY・Sらしい小粋なセンスがちりばめてあって、非常にボク好みの曲になっていた。個人的には「GET WILD」よりもこっちの方が好き。デジタルサウンドを求め続ける松浦氏は『パラッパラッパー』以降、延々音ゲーの世界に。(P)



DON'T LOOK BACK
(超音戦士ボーグマン OP1)

歌・EARTHSHAKER
作詞・西田昌史 作曲・石原慎一郎 編曲・EARTHSHAKER

燃えるような赤い薔薇 胸に添えて
孤独におびえる その前に
燃えるような赤い薔薇 胸に添えて
Angel 夜を駆けぬけろ


80年代、和製ハードロックバンドの先駆けとなったEARTHSHAKER。その猛々しさと、ポップでメロディアスなタッチが同居した曲はアニソンとの相性も抜群。CMではカコイイPVが流れてて、子供心にもこれまでの80年代歌謡曲とは違う、新しい時代来たでー!というバンドブームの息吹を感じさせましたわ。後期のOP・EDはEARTHSHAKERヴォーカルの西田昌史とSHOW-YAの寺田恵子が組んだユニット・HIPSに交代し、これまた時代を感じますな。
本編の方もリアルロボアニメが冬の時代に突入し、TVではヤロー向けアニメのコンテンツが乏しかった中お宅族の間では大人気に。これでブレイクしたキャラクターデザインの菊池道隆も90年代にかけてブイブイいわせてきます。(は)




STEP
(魔神英雄伝ワタル OP)

歌・a・chi-a・chi
作詞・立花瞳 作曲・立花瞳 編曲・志熊研三

愛を求めて 傷つく時は
ためらいも 後悔も 眠れないほど
夢を求めて くじけた時は
新しい  STEPで 素直になればいい


そしてこちらは、新機軸のディフォルメロボアニメとして小さなお友だちから大きなお友だちにまで幅広くヒットし、後々までも続くロングランのシリーズとなった(ま、続編はナニだったけど…)『魔神英雄伝ワタル』。これがデビューとなる新鮮ホヤホヤな双子の女子高生デュオ、a・chi-a・chiの主題歌もエールソング的なノリながら臭みがなく、ナチュラルで素直に聞けるこの時期を代表するような名曲で、ポップな作品世界ともまた分かちがたいイメージでした。温泉に行ったワタルの音楽プロデューサーが女将にウチの姪って歌うまいんですよ〜、と紹介されてあれよあれよとデビューに繋がったのは有名な話。(は)



未来派Lovers
(機動警察パトレイバーOVA OP)

歌・笠原弘子
作詞・冬杜花代子 作曲・田中公平 編曲・田中公平

君にイカれてメタメタ メチャメカ狂い
ハートつなげばスパーク 上がるボルテージ
君とあたしは未来派 恋のテクニシャン
つなぎばらし自由自在に Nothin' Impossible


『パトレイバー』は僕が最初に「オタク」というものを意識した作品だった。この頃になるとテレビは子供向けと女向けが中心、今だと深夜に行くだろうオタク向け作品は地上波では商売的に採算が取れず、雪崩式にOVAへと移行していた。そういう状況で『パトレイバー』は最初からオタク狙いのメディアミックス作品として展開。ネックになっていた価格も4800円に抑えられていた。ちぃともレイバーを動かす気のない相変わらずの押井守の偏屈な作品作りにもかかわらず、『パトレイバー』は大成功。これから先、イヤになるほど見ることになるバンダイビジュアルの「EMOTION」のロゴも高らかに、新しいマーチャンとしての「オタク」ジャンルが本格的に始まったな、という感覚があった。下の『トップ』と並んでこの時代の代表作品と言えるだろう。当然、遅れてオタク社会に入った僕はOVA・TV・映画と延々網羅する羽目に・・・。この主題歌は珍奇な歌詞ともどもよう覚えてます。田中公平はいつでもいい曲。(P)



サムライハート
(鎧伝サムライトルーパー OP2)

歌・森口博子
作詞・三浦徳子 作曲・茂村泰彦 編曲・戸塚修

心はサムライ
むなしさ抱くヨロイを
脱ぎ捨てよう 勇気だけの素肌


世間ではバブルも弾けたこの頃、アニメ界は冬の時代とサヨウナラ。CDやビデオなど新しいメディアの普及によって、アニメのサントラだけでなくドラマCDや声優のアルバムがしこたま発売されるようになり、PEROさんも書いてる通りのOVA人気と結びついたいわゆるメディアミックス攻勢が始まります。おかげで70年代は宇宙戦艦ヤマトの自転車とかだったアニメ誌の広告も、CDとOVAのCMであふれかえるように。
この流れに乗って、80年代末から90年代のアニメ界をリードしたのがキングレコードのスターチャイルドレーベル。聖闘士星矢のフォロワーとして始まったものの、ぶっちぎりの女性人気で前者を喰う勢いがあったサムライトルーパーはその嚆矢で、メイン声優がユニットを組んでアルバムをリリースし放送終了後にも続編のOVAシリーズが制作されるわと、後のアニメの商品展開を完全に先取りしてますなっ。今でもアニソン番組で「水の星へ愛をこめて」「ETERNAL WIND」を歌ったりとガンダム主題歌だけがクローズアップされがちな森口博子ですが、男性的で硬派なボーカルなこの曲もなかなかの魅力。OPだけならお子さまも大喜びの硬派なバトルアニメというイメージ、というか当時はまだそういう目で見てました。(は)




明日への叫び 〜サイバー・ハート〜
(電脳警察サイバーコップ OP)

歌・西川弘志
作詞・岩里祐穂 作曲・井上大輔 編曲・白井良明

非常階段  裸足のままで俺は駆けのぼった
激しい雨が闇をたたくぜ  この都会は迷路さ

若さは何故、罪と罰を  背負うのか  Cyber heart

近年の超星神シリーズや超マイナー作『七星闘神ガイファード』など、ブームに乗って時々思い出したように湧いて出る東宝特撮のひとつ、サイバーコップ。先行して『コミックボンボン』で公開されたそのスーツデザインは、戦隊シリーズとは一線を画す今でも通用するような斬新さで放送前からワクワクしてましたわ、もう。ご存じ井上大輔、後に『プラチナ』等坂本真綾の曲を多く手がける岩里祐穂、ムーンライダーズの白井良明、そしてボーカルになぜか吉本の重鎮西川きよし師匠の息子・西川弘志と豪華メンバー(?)が顔を揃えた主題歌も、それまでの特撮ソングらしからぬ大人のムードを漂わせた、それでいて親しみやすい歌謡曲調のロックナンバーでとにかくカッコイイ。が!実際始まってみるとまだ技術の未熟なビデオ合成による、猛烈にヘボまったその特撮は当時としてもギャグにしか見えずTVの前で腰抜かしたのでした。ズコーッ!(は)



アクティブ・ハート
(トップをねらえ!  OP)

歌・酒井法子
作詞・森浩美 作曲・西木栄二 編曲・船山基紀

胸が膨らむ 望みは高く High High High High
包まれたい のびやかにね
二人のまま 距離はZEROになってく
I love you


そして、OVA時代のもう一つの雄が同じくバンダイから出たOVA『トップをねらえ』。これについてはもう内容については何も言わない。「オタクによるオタクのための作品」らしく、この作品はメディア展開も色があった。サントラでのミニドラマでもノリコとお姉さまが「ガンバロン」をデュエットしたり、めっちゃ濃い世界で楽しかったなぁ。主題歌を歌っていたのは、当時はちょっと谷間期に入っていたノリピー(!)。ノリコつながりのダジャレだったのか。まあ、この曲についてはOP映像のノリコの無駄な動き(主に胸)のせいで、意外と記憶から忘れられているかも知れませんが、EDともども良い曲でした。(P)



Dang Dang 気になる
(美味しんぼ OP2)

歌・中村由真
作詞・売野雅勇 作曲・林哲司 編曲・船山基紀

Dang Dang 気になる! 気のない振りしてるのが
Dang Dang 涙が 心に隠しきれずに
Dang Dang 切なく Dang Dang 淋しく
好きなの?って訊けたら いいのにね


『めぞん』に続き、スピリッツ原作のマンガのアニメ化。そういえば、当時伊集院光がこの曲をつかまえて「全然食と関係ないなぁ。何で『フォアグラー!』とかじゃないんだ」と言っていたのを覚えている。しかし僕はこの曲、非常に好き。『美味しんぼ』はバブルに浮かれる日本を斬りつつ、その実、美味のためには金に糸目はつけないというバブリーな精神に満ちた非常に時代性がある作品。そういう作品にこういう都会的なアレンジの曲をつけるというのは、ある意味作品イメージにビッタリ。しかも映像では、ご丁寧にホテルの展望レストランで美食を楽しむ山岡と栗田。いやー、バブルよ、もう一度!(P)



仮面ライダーBLACK RX
(仮面ライダーBLACK RX OP)

歌・宮内タカユキ
作詞・康珍化 作曲・川村栄二 編曲・川村栄二

Wake Up. The ヒーロー 燃え上がれ
光と闇の果てしないバトル
Wake Up. The ヒーロー 太陽よ
愛に勇気を与えてくれ


上原正三以下、メタルシリーズのスタッフがメインで作り、ダーク&ハードな内容で大いにヒットした『BLACK』の続編。主題歌からしてメタルシリーズ彷彿で、硬質かつ電子的な熱さが繰り広げられている。往年のライダー主題歌の濃いこぶしとは全然違う趣がある。うわ、短い説明。(P)



アッセンブル・インサート
(アッセンブル・インサート OP)

歌・笠原弘子
作詞・松宮恭子 作曲・松宮恭子 編曲・田中公平

奇蹟のヒロインが 嵐のショータイム
デビューを飾るバトル 胸がときめくスマイル
正義のアイドルの 一途なストーリー
とりえはひとつだけど わかるでしょ君こそスタア!


身も蓋もなく言えば、「なんてったってアイドル」ですわ。筒美京平のあの名曲をアニソンらしくリアレンジ。ブラスのスタッカートも小気味よく、更にハイエナジーで猛烈な勢いのある曲に仕上がっております。キョンキョンの批評性みたいなものは全く消え去ったストレートな曲で、とにかく無理矢理元気になりたい時に聞くとええですわ。この辺りの、笠原弘子の勢いときたらっ。あと、ゆうきまさみも・・・。(P)

 

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