1989

この年を彩るキーワード
昭和天皇逝去・平成へ 、ベルリンの壁崩壊、天安門事件、宮崎勤事件、手塚治虫・美空ひばり死去、消費税問題で自民党大敗、吉野ヶ里遺跡発掘、セクシャル・ハラスメント、デューダする、イカ天、NOと言える日本
一般曲の主なヒット曲(国内)
川の流れのように(美空ひばり)、Boys And Girls(サディスティック・ミカバンド)、大迷惑(ユニコーン)、Diamonds(プリンセス・プリンセス)、デイ・ドリーム・ビリーバー(The Timers)、勇気のしるし(牛若丸三郎太)
一般曲の主なヒット曲(海外)
Blame It On The Rain(Milli Vanilli)、Like A Prayer(Madonna)、We Didn't Start The Fire(Billy Joel)、When I See You Smile (Bad English)、My Prerogative(Bobby Brown)

 

セント・ジュエルを探せ!
(新ビックリマン OP)

歌・ワッPズ
作詞・森由里子 作曲・タケカワユキヒデ 編曲・山本健司

そうさ Discover the SAINT JEWEL
生きるって きっと ワクワク Mystery
Discover the SAINT JEWEL
心に光る セント・ジュエルを探せ


もうすでにええ年になっていたボクにとっては、キラキラシールの何がそんなにすごいんやとハテナを垂れていたビックリマンブーム。アニメもかなり長く続いて、あの激しいカラーリングのキャラクターが朝もはよから元気に駆け回っておりました。主題歌は藤田淑子、塩沢兼人、千葉繁、久川綾という豪華メンバーによるキャラクターソングで、これはとても素敵な出来。太田&男声の掛け合いの前半部から全員によるサビまで非常にメロディックで楽しく仕上がった、子供向けアニソンの名曲ですな。

それにしても男性陣は歌ダメだねっ。 (P)




EQUAL ロマンス
(らんま1/2 OP)

歌・CoCo
作詞・及川眠子 作曲・ 山口美央子 編曲・中村哲

Darling
Just for me 待ってるわ 心にゾクゾクあげたい
貴方の指先が誘うロマンス
運命ごと きっとFalling love

遅れてきた高橋留美子ファンのボクが、ようやく追いついたリアルタイム・るーみっくが『らんま』。しかし、これについては作品以外のことは山ほど思い出があるが、作品自体には何も語ることがないという非常に因果な作品でして・・・。特に『うる星』『めぞん』と来て、子供向けシフトした『らんま』の世界観は高校生のボクにとってはかなり厳しく、後半は全然見てない上に以降の高橋留美子作品とも訣別することになるという、呪われたとしか言いようのない作品。

しかも、アニメも非常につまらん出来。アニソン的にもどうでもいいタイアップばっかで現代的タイアップの悪い見本になっている。ムリして紹介できるのは、CoCoのデビュー曲のこの曲と、高橋洋子が「YAWMIN」名義で歌っていた「フレンズ」ぐらいか?キャラソングも総毛立つほどに恥ずかしいものばかりで、全く良い材料なし!しかも、主題歌を歌った西尾えつ子、坂上香織、大野幹代、三浦理恵子と、どいつもこいつもヌードに。どうなってんだ。この作品の唯一のポジティブ要素と言えば、声優ぐらいか。林原めぐみ、山口勝平、井上喜久子、高山みなみと、当時はほぼ出たてだったビッグネームがずらり。これに加えて日高のり子、鈴置洋孝、山寺宏一と他のメンツも水も漏らさぬ布陣。この声優陣は今にして思うと本当にすごかった。しかし、ボクはと言えば「らんまが田中真弓、九能は神谷明、かすみは島本須美で鉄板」というモロなオールドタイプ発想を引きずっていて、イベントに行っても千葉繁しか見てやしない。特に山口勝平の声は、発疹が出そうになるほど受け付けなかったのであった。ああ。ホントに見る目がない。 (P)




WE GOTTA POWER
(DRAGON BALL Z OP)

歌・影山ヒロノブ
作詞・森雪之丞 作曲・石川恵樹 編曲・石川恵樹

トラブルと遊べ
YANTYA BOY
WE GOTTA POWER
DRAGON BALL Z


説明不要、DBの続編です。そういえば、ボクのなかのちょっとした興味として、ハリウッド版ドラゴンボールの主題歌を誰が歌うのかというものがありまして。やっぱり影山ヒロノブに歌って欲しいんだけどなぁ・・・。アメリカ進出ですよ。まあ、ムリだったら、「摩訶不思議アドベンチャー」をエアロスミスが歌うか。どっちか実現して。(P)



御先祖様万々歳!
(御先祖様万々歳! OP)

歌・児島由美
作詞・児島由美 作曲・川井憲次 編曲・川井憲次

家柄 家路 家伝え 家元 いつだって亜空間
家系は 家内 家来に 家系図 時空を越えて走れ
御先祖様万々歳!


個人的には押井守の最高傑作だと思う、『御先祖様万々歳!』。孫を名乗る「詐欺師」がある日平凡な家庭にやってきて、「家族」というシステムを解体するという押井版『うる星やつら』。こういう皆が当たり前に過ごしている部分に底意地の悪いツッコミをさせたら、押井守は最高ですな。押井氏は純粋なクリエイターでなく、批評しかできないけど、その批評がクリエイティブという特異な才能を持つ人なので、言いたいことがなくなったら作品もつまらなくなる。湾岸戦争にまつわる状況の総括である劇場版『パトレイバー2』とこの作品で絶頂を極めた押井作品は、以降低迷。

主題歌は、非常に80年代っぽい軽いポップス乗った珍奇な歌詞がインパクトを残す曲。映画『ミニパト』の「果たし合いカナ?」も同じスタッフで、双子曲と言ってもいい。ボク的には非常に好みの曲調で、ガンパレのOPが現れるまで川井憲次作曲曲では一番好きな曲だった。他にも劇中歌「興信所は愛を信じない」とか「立喰いの唄」とかタイトルだけでも聴いてみたいような個性的な曲満載で、ほんと、魅力的な作品だったね、これは。(P)




痛み
(Angel Cop ED)
歌・クレヨン社
作詞・柳沼由紀枝 作曲・柳沼由紀枝 編曲・加藤秀樹

いつわりの歌うたってないか?
にせものの夢買わされ続けてないか?
傷つく事におびえてないか?
ひたむきでいたい自分をだましてないか?


80年代後半に現れ、非常に鮮烈な歌詞とサウンドで鋭く輝いたクレヨン社。ボクはちゃんと聞いたことはなかったけれども、ラジオで流れる彼らの声は非常に強い印象が残った。その強度は今聴き直してみても、少しも色褪せていない。98年に活動休止した彼らも昨年から活動再開したようです。この曲はそのクレヨン社のデビューアルバムのなかの一曲で、今『GANTZ』の監督やってる板野一郎監督によるアクションアニメ『エンゼルコップ』の主題歌。ほとんどワンフレーズの曲で、アイデンティティについての自問自答を繰り返す非常にヒリヒリしたテンションを持った曲。そのカン高い声がいちいちグサーっと心に来るです。ここまで来ると、アニソンとしては個性ありすぎとも思うんだけど・・・肝心の作品の方は全然見たことないので、何にも言えませ〜ん。(P)



MIDNIGHT BLUE
(機動警察パトレイバー ED)

歌・KISSME QUICK
作詞・TAKE 作曲・TAKE 編曲・KISSME QUICK

抱きしめて MIDNIGHT BLUE
今夜0時のバスに乗ったら MIDNIGHT BLUE
一度きりならできるはずだから


マルチメディア作品『パトレイバー』、前年のOVAに続いてテレビでの登場。これまた関西では早朝の放映で、ますますボクのなかで「これってオタク向けなんだなぁ」との感じが強くなった。今にして思えば、ビデオに毎週録ってちゃんと見たってのはこれが最後の作品なのではないだろうか。以降のアニメは全部終わってからまとめ見ばっかり。この歌も、そんなにものすごいという主題歌でもなかったのですが、見ているアニメだとやっぱり思い入れがあるものですな。(P)



わたし・プルプル・未体験
(がきデカ ED)

歌・鳥飼真己子
作詞・紅玉 作曲・りゅうてつし

ほら初めて こんな楽園
胸がプルプル してるよ
手をのばし のびのび
とても気持ちいいね

『サルまん』で名指しでコキ降ろされていたアニメ版『がきデカ』。ボクもチャンピオン全盛期はよく読んでたけど、『マカロニほうれん荘』の方がよっぽど好きだったなぁ・・・がきデカは全然食指が動かなかった。だってー、きんどーさんは不気味でもかわいいけど、こまわりくんは不気味な上にかわいくないし・・・。しかし、このEDはものすごいポップかつ奇妙かつ可愛い曲で、アーパーギャル(!)そのものという歌詞な歌詞と相まって、恐ろしくボク好みの軽い曲。作品とあってるのか?大体、この年に『がきデカ』を持ってくるという時点で・・・。10年遅いだろ。 (P)



雨にキッスの花束を
(YAWARA! OP2)

歌・今井美樹
作詞・岩里祐穂 作曲・KAN 編曲・佐藤準

クラクションさえ聞こえない
ずぶ濡れのまま動けない
世界中 息をひそめて
今私達見つめてるよ CHU! CHU!


ビッグコミックスピリッツ全盛期。『めぞん一刻』、『美味しんぼ』に続いて、『YAWARA!』もアニメ化。これまた当然のようにヒット作となった。今でもYAWARAで通じるもんなぁ。めぞん、美味しんぼと同様、この作品の主題歌も普通ならアニメ主題歌として浮いてしまうようなアダルトオリエンテッドな曲がすんなりとはまっていた。永井美奈子の「ミラクルガール」もよかったが、ボク的にベストはこの曲。作曲はKANですよ、KAN。垢抜けた曲調に岩里祐穂によるトレンディドラマ的な歌詞。この曲に江口寿史的なカラートーン処理された柔ちゃんのビシっと似合っていること。ああーバブル期に社会人になりたかった!(P)



チンプイ
(チンプイ OP)

歌・内田順子
作詞・岩室先子 作曲・池毅 編曲・山本健司

チンプイ ほいでもって お願い チ・ン・プ・イ
チンプイ ワイワイ 元気に チ・ン・プ・イ
口にするだけで いいことあるよ!


『エスパー魔美』の後番組として始まった藤子Fの未完の作品。宇宙人の王子と、同級生の内木君、どっちを選ぶか悩むエリ様。結局、恋の結末は永遠にみられなくなってしまいました。残念・・・。エリ様は藤子ヒロインのなかでも、ボクのかなりのお気に入りの娘で、大学時代、システム手帳の表紙をフェルトで作った自作のエリ様にしていました(アホ)。いやー、これはよかったなぁ。主題歌はまさに子供向け主題歌の王道!という、池毅によるハッピーソング。(P)



夢を信じて
(ドラゴンクエスト アベル伝説 ED)

歌・徳永英明
作詞・篠原仁志 作曲・徳永英明 編曲・瀬尾一三

夢を信じて
生きてゆけばいいさと
君は 叫んだだろう
明日へ走れ 破れた翼を
胸に 抱きしめて


時間がかかるゲームが嫌いなボクが唯一シリーズを語れる作品、ドラクエ。さすがにこれははまりました(と言っても、プレイは友達に代わりにやってもらってましたが)。そのドラクエの最初のアニメ作品がこの『アベル伝説』。ゲームのアニメ化というのはここらが最初の辺りではないだろうか。アニメは何でも最終回がものすごかったという話を聞いておりますが(その後再開)、非常に人気の高い作品で、この曲もアニソンの人気投票をやると常に上位にやってくる名曲。でも、実はボクにはまあまあぐらいに聞こえるんですが・・・それでも、見ていた人には強烈に記憶に残っているみたいです。(P)



地球のうた
(ぼくの孫悟空 ED)

歌・クレヨン社
作詞・柳沼由紀枝 作曲・柳沼由紀枝 編曲・加藤秀樹

朝日は世界を黄金に染め 夕日は紅に染める
たなびく雲よ きらめく風よ 永遠に地球をまわれ
緑の草原を風はゆく 草木は風にこたえる
たなびく雲よ きらめく風よ 永遠に地球をまわれ
あるがままの地球の姿を 子供たちの手へ


上で紹介したクレヨン社のこの年もう一つの傑作アニメ主題歌がこれ。手塚治虫の24時間テレビ恒例のアニメスペシャル『ボクの孫悟空』の主題歌。自然への想いを歌った優しく、雄大な歌で、これ以上ないぐらい手塚治虫作品にピッタリあった曲。『ウインダリア』の「約束」と非常に近いエモーションを感じる。クレヨン社というのは非常にアニソンに向いた音楽性と繊細さを持っている人たちで、もっともっとアニソンを歌って欲しいんだけど・・・。復活なった今、是非アニメ主題歌をっ。と、しーはつさんも思っていることであろう。

ちなみに、この年、手塚治虫が亡くなった。(P)

 

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