1995

この年を彩るキーワード
阪神大震災、地下鉄サリン事件、野茂投手メジャーで新人王 、「もんじゅ」でナトリウム漏れ 、ウインドウズ95発売、PHSサービス開始、ああ言えば上祐、がんばろうKOBE、変わらなきゃ、ライフライン、ワタシ脱いでもすごいんです、官官接待、シャネラー
一般曲の主なヒット曲(国内)
LOVE LOVE LOVE(DREAMS COME TRUE)、WOW WAR TONIGHT(H Jungle With t)、HELLO(福山雅治)、Hello, Again 〜昔からある場所〜 (MY LITTLE LOVER)、Tomorrow never knows (Mr.Children)、ロビンソン(スピッツ)、TOMORROW(岡本真夜)
一般曲の主なヒット曲(海外)
Waterfall(TLC)、You Oughta Know(Alanis Morissette)、Gangsta's Paradise(Coolio f. LV)、Kiss From A Rose(Seal)、Another Night(Real McCoy)、Take A Bow(Madonna)、Don't Look Back in Anger(Oasis)

 

輝きは君の中に
(NINKU -忍空- OP)

歌・鈴木結女
作詞・中島章子 作曲・山石敬之 編曲・井上鑑

ZIG ZAG 迷い続けてる 近道なんてないのかな?
だけど 楽しいだけならば きっと幸せ見失う
まっすぐ 自分の言葉 君に届かない時は
ふいに 無口になるけれど いつかどこかで 感じあえる


90年代に入ってからもジャンプアニメは好調な訳ではあるが、主題歌に関しては80年代のインパクトは見る影もなくなってしまった。ドラゴンボールも『GT』になってからは、『SLAM DUNK』と共に、ビーイング系が占拠。『るろうに剣心』などは、OP映像のタイミングすら音楽と全く合わせようとしていない野放図さ。世知辛いこと。

そのなかでも例外的に主題歌がよかった『幽★遊★白書』のスタジオぴえろが作った、『忍空』のOPはなかなかの名曲だった。『幽白』の馬渡松子の曲と同じように、一見垢抜けた曲調ながら、ちょっと神秘的なブリッジに、浮遊感と切なさがあるメロディーがアニソン向きのカラフルさを演出していた。結構忘れられているが聞けば誰もが良い曲だったと思い出す、という代表的な曲じゃなかろうか。(P)




虹色クリスタルスカイ
(超力戦隊オーレンジャー)

歌・速水けんたろう
作詞・KYOKO 作曲・KYOKO 編曲・京田誠一

吹きすさぶ 嵐の向こうは
虹色にゆれる クリスタルスカイ
君を待ってる 未来から 強く光れ 空のかなたへ


当時、すでに『おかあさんといっしょ』で活躍していた速水けんたろうが戦隊シリーズ主題歌に挑戦。これまで『谷本憲彦』名義で歌っていた頃よりも、うたのおにいさんらしくさらに爽快なそのボーカルは熱血系メインだったこれまでのシリーズでは特に際だってました。主題歌・挿入歌ともにその持ち味が溢れていた中、特に最終回のエンディングをも飾った暗雲吹き払うイメージの「虹色クリスタルスカイ」はシリーズ中でも屈指の、奇跡の一曲。
この後「だんご三兄弟」でまさかの大ブレイクを遂げた速水けんたろうですが、またアニソン歌ってくれないかな〜と密かに思っとります。(は)




いとおしい人のために
(ふしぎ遊戯 OP)

歌・佐藤朱美
作詞・青木久美子 作曲・清岡千穂 編曲・矢野立美

いとおしい人のために 今何が出来るかな?
叶わない夢はないよ! まっすぐに 信じてる
無限へと 開け ふしぎ遊戯へ


今でも新シリーズが継続中の『ふしぎ遊戯』。その主題歌も、キャッチーなイントロから緩急流れるように展開していく神秘的なアレンジの曲といい詞といい、共にオリエンタルファンタジーのムードを湛えた文句無しの名曲でした。
しかしこれまで歌年鑑でも触れてきた80年代〜90年代前半の少女マンガに比べ、この後ウテナ・快感フレーズと続くこの後の少コミ系のアニメはどこが少女じゃ!とツッコミたくなるノリで、オールドタイプには辛い時代になりましたなっ。(は)




空へ…
(ロミオの青い空 OP)

歌・笠原弘子
作詞・佐藤ありす 作曲・岩崎琢 編曲・若草恵

心のblue sky 翼で
自由に 飛びたい
はるかな blue sky
空は明日へ 続いている


いつの間にか、虫の息になってしまった名作劇場・・・。しかし、ロウソクの最後の灯火のような印象深い作品になった『ロミオ』は主題歌でも久々のヒット。笠原弘子による哀しげで、ラテンの香りが漂うワルツは、美しい街ミラノを背景に煙突掃除の少年達が互いに助け合い、成長する物語の始まりを飾るにふさわしい名曲。このサイト内でのレビューでも書いたように『ロミオ』は「名作劇場」というイメージを非常に効果的に使った作品で、この歌も濃厚な名作劇場の香りに満ち満ちていた。(P)



JUST COMMUNICATION
(新機動戦記ガンダムW OP1)

歌・TWO-MIX
作詞・TWO-MIX 作曲・TWO-MIX 編曲・TWO-MIX

JUST WILD BEAT COMMUNICATION
雨に打たれながら 色あせない熱い想い
身体中で伝えたいよ TONIGHT!


前年ヒットした『FIRE BOMBER』のように声優やアニソン歌手がオリコン上位に喰いこんでいく兆しのあったこの年、TWO-MIXがデビュー。高山みなみの切なげなボーカルとその独特なデジタルサウンドはそんな流れに乗ったのか、ブレイクし、以後『名探偵コナン』に至るまで続くムーブメントを築くことに。
思えば平成ガンダムも、音楽的にはインパクトある曲を数多く残しましたな……X以外。(は)




Wedding Wars 〜愛は炎〜
(愛天使伝説ウエディングピーチ OP2)

歌・中島えりな
作詞・佐藤ありす 作曲・斉藤かんじ、大和朗 編曲・関根安里

愛は炎 悲しい運命(さだめ)など
すべて燃やし尽くすから
天使 悪魔 争いすれ違う
心一つになりたい 願いをこめて wedding


セーラームーンのフォロワー番組として誕生したウェピーは、嘲笑と熱狂が入り交じるという感じの番組。パクリの一言で終わる人もいれば、好きな人はすごく好きなようで。エヴァの前の時間にやっていた番組だったので、セットで覚えている人多し。

主題歌に関しても、「愛天使」達のユニット・FURIL(野上ゆかな、氷上恭子、宮村優子)による合唱ソングはかなりセラムン彷彿・・・「ウェディング、お色直し!」の叫びもイカす1stED「21世紀のジュリエット」や、岡崎律子作曲の1stOP「夢見る愛天使」もまあいっさいがっさい割り切ればなかなかいいんですが。しかし、この「Wedding Wars」は本気で良い曲。ゆったりとしたユーロビートに乗ったマイナーメロディがとにかくいい。めちゃくちゃどっかで聴いたことある感じなんだよな〜。昔ピンクレディーがカバーしていたような70年代ソウルをリアレンジしたような・・・そういうスタンダードな匂いがする曲です。イントロの時点でもう既に良いもんなぁ。(P)




ハートを磨くっきゃない
(飛べ!イサミ OP)

歌・TOKIO
作詞・芹沢類 作曲・芹澤廣明 編曲・白井良明

ハートを磨くっきゃない
きれいに磨くっきゃない
今より誰より輝いて 射止めてやる


歌年鑑では久々の芹澤廣明。
デビューしたてのTOKIOが歌う、いかにもジャニーズアイドルライクな歌謡ロックは当時すでに新鮮なくらいで、イントロの抜刀するようなSEといいジュブナイル・アクション的な作風のアニメとも相性のいい傑作OPとなりました。
しかし、「バンド系のジャニーズアイドルはコケる」というジンクスにも関わらず今でも活躍中のTOKIOに、SMAPといい『ウルトラマンティガ』のV6といいタイアップした奴ばかりがブレイクしてますな!に、忍者だって21エモンの主題歌とか歌ってたのにさ…。(は)




Fight!−最後の天使−
(3×3EYES 〜吸精公主〜 OP)

歌・小森まなみ
作詞・小森まなみ 作曲・池間史規 編曲・池間史規

Fight!Fight!Fight!
切り開け 指さす明日を 悲しみなんかに負けないで
Fight!Fight!Fight!
見上げてる 遙かな季節は 傷だらけの背中を押すよ


前年の項でPEROさんが語っていた『アイドル声優』とは逆に、あくまでもDJが本職で意外とあんまアニソンも歌ってないのが小森まなみ。職業柄か(?)メッセージソングが数多い中でも、叙景的な詞に穏やかなテンポの前半から一転、ファイッ!ファイッ!ファイッ!とサビで一気に盛り上がる「Fight!−最後の天使−」は、個人的には小森まなみの曲でもナンバーワンですわ。ゲームの発売前にラジオ番組内で流したところ、リスナーの反響が大きくシングルカットされて発売されたのもさもありなんですな。
しかし、10周年の頃聴いてた『mamiのRADIかるコミュニケーション』もはや20周年ですよ。 年齢ネタももう言いませんて。(は)




MASK
(爆れつハンター ED)

歌・奥井雅美、松村香澄
作詞・奥井雅美 作曲・奥井雅美 編曲・矢吹俊郎、大平勉

シャイなVenus 仮面捨てて 優しくて残酷な
素顔を見せたいの あなただけにあげる Secret
I want to kiss you, Surrender to your heart
逃げ場所のない野獣 愛の迷路の中で息絶えるまで


石田燿子に曲を提供する等、意外と作曲もしている奥井雅美。その彼女のペンで一番良いと思う曲がこの曲。疾走感と油っこさのある女声デュエットで、非常に自分の持ち味のわかったアップテンポチューン。こういう曲が書けるなら、わざわざ矢吹俊郎に頼まんでもいいだろうって感じもするが・・・何てことを、デジキャラットの頃に思っておった。この『爆れつハンター』は林原めぐみと古本新之輔が歌うハイパーデュエットOP「WHAT'S UP GUYS?」も有名アニソンであります。(P)



Time to come
(第4次スーパーロボット大戦)

歌・MIO
作詞・田中麻衣子 小泉正宏 作曲・田中伸一 編曲・藤木和人

駆けろ! 星屑の海を 守れ! 限りなき空を
まぶた閉じるだけじゃ 時はただくちて行くだけ
失くした夢 今 とり戻すために
立ちあがれ 真実の翼広げ


ファミコン時代はボールを投げつけて戦車を破壊する『タッチ』のようにぞんざいなキャラゲーがはびこってた中、丁寧に原作を再現してシリーズを重ねてきたのがスーパーロボット大戦シリーズ。
そして『第四次』のサントラではついにMIOが歌うオリジナルソングが登場。 後のJAM Project系主題歌とも一線を画すノリで、MIOのハスキーボイスが炸裂しドライブ感溢れる「Time to come」は同時収録されたゲームオリジナルロボのテーマ「熱風!疾風!サイバスター」と共に、他のスパロボ参戦作品主題歌とも肩を並べるだけの力がありました。 この後、MIOは『スーパーロボット大戦64』の店頭デモ版主題歌「熱き魂」も歌ってますが、こっちはなぜかお蔵入りに。権利の都合でゲーム自体もほとんど黒歴史になった今では、幻の一曲となってます。 (は)




夢は終わらない 〜こぼれ落ちる時の雫〜
(TALES OF PHANTASIA OP)

歌・吉田由香里
作詞・藤林聖子 作曲・関口敏行 編曲・岩崎文紀

見つけて Your Dream 壊れかけた
時間に埋もれた その力に気づいて
見つけて Your Dream どこへいても
聞こえてる 想い伝い Kiss Kiss Kiss


そのスパロボにも無かった、スーパーファミコンで唯一オープニング主題歌が流れたのがテイルズオブファンタジア。
後に平成ライダー主題歌を数多く手がける藤林聖子の詞に彩られたこの曲は、藤島康介デザインのキャラクターとともに作品のイメージを決定づけ、その後も長く続くシリーズの礎となりました(最も発売当時はサターンやPSなどの次世代機ブームの上、ドラクエVIと発売日がかぶってたおかげでおもいっきり埋もれてましたがっ)。ファーストインパクトの大きさゆえかこっちに比べてファンにはあんま人気ないみたいですが、個人的にはよーみの歌うメロディアスなPS版アレンジ主題歌も好きです、ハイ。 しかしアニメ以上にタイアップの激しいゲーム界のこと、その後のシリーズでははDEENに倉木麻衣と鉄壁の布陣が続くのでした。(は)




残酷な天使のテーゼ
(新世紀エヴァンゲリオン OP)

歌・高橋洋子
作詞・及川眠子 作曲・佐藤英敏 編曲・大森俊之

残酷な天使のテーゼ
窓辺からやがて飛び立つ
ほとばしる熱いパトスで 思い出を裏切るなら
この宇宙(そら)を抱いて輝く
少年よ 神話になれ


敢えて言うことは今更ないというか。こと現代オタク史から見ると、ガンダム以上に重要な作品。当時『同級生2』に夢中で直撃は逃れたボクですら、この曲を聴くと何とも説明できない複雑な気分になってしまう。

しかし、これも10年前のアニメだとは。ファーストガンダムを知らない世代にようやく慣れてきたと思ったら、次はエヴァを知らない世代がもうすぐそこまでやってきているっ。僕の感覚では、ヤマト〜ガンダム〜ナウシカ&うる星&マクロス〜セラムンと来て、エヴァ以降に同列で語れる作品がなく、エヴァがアニメ文化にとどめを刺したような気分になっているというのに、その後のアニメだけを観て育った子供がいるのだ。ファーストガンダムと言えばSEEDだ、という子らが一体どんな価値観を持っているのか。非常に興味あるね。(P)


『マリア様がみてる』の枠内で再三再四延々と流れてた「metamorphose」のCMで、濃ゆい濃ゆいおばはんメイクの高橋洋子を見るたびに過ぎ去った歳月の重みを噛みしめてましたよ、俺も。
もう歌に関しちゃ改めて書くこともないだろうから思いっきりトラウマを開陳しておくと、ガイナの新作テレビシリーズが始まるという期待感は放送前から盛り上がりっぱなしで、ニュータイプに載ってた悩みありまっしぇ〜ん!とばかりにさわやかに微笑むシンジや綾波のイメージボードを見ちゃ、俺もワクワクしてましたわ。そして放送開始と同時に当然の如くハマって一話ごとに一喜一憂、最終回でおもいっきりひっくりこけたのも言わでもがな。
騙したな!ボクを騙したな!とか言ってたけど騙されたのはこっちの方だっつ〜の! と若気のいったりきたりで本気で激怒してた自分はアニメというジャンル対する情熱、それそのものすら完全に冷めきって距離を置くこととなるのでした。


アニメ特撮青春歌年鑑 完


……ホントはもうちょっとだけつづくんじゃ。(は)

 

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